今の時代、職業が「家事手伝い」という女性はあまりいないと思いますが、その昔は学校を出たあと外で働くということなく、家で家事を身につけたり習い事をして過ごし、年頃になるとお見合いをして結婚するという「お嬢様」も時々いました。
そんな「お嬢様」が男性に受けが良かったり、結婚後も奥さんがパートに出ることさえあまりいい顔をしない旦那様も多かった・・・そんな”昭和な時代”もあったのです。
今、いろいろな方と面談をしていて、時代は変わったなあと思います。
何しろ男性に理想の結婚相手について聞くと、「働いてくれる人」という答えが返ってくるのですからね。
夫が一家の大黒柱という時代から、家計は夫婦ふたりで支えるもの、という時代に変わっています。
なので男性は女性の職業欄もしっかりと見ていますし、(年収は女性は非公開でOKですし気にしていません)
親元にいる女性よりもひとり暮らしの女性の方が好まれる傾向にあります。
これは経済的にも精神的にも自立している大人の女性が好まれるということでしょう。
50代くらいの女性にはまだ時代の変化がわからず、自分はパート勤務で男性にばかり高収入を求める女性も少なくありません。
「女性にも稼いでほしい」という考えは、案外と高収入な男性の方が強く持っていたりするものです。
何しろ高収入の人ほど「独身貴族」を満喫していたので、結婚したとたんに自由になるお金が極端に減ってしまうのは耐えられないのだと思います。
今や「夫は外で働いてお金を稼ぎ、妻は家事育児を抜かりなくやる」という役割分担はなくなっていると言ってもいいと思います。
「家計は夫婦で支え、夫も家事・育児に積極的に参加する」
これが現代の夫婦の理想の姿だと言えるでしょう。